タロットカードの中でもひときわ異彩を放つ「トートタロット」。
「ウェイト版(ライダー版)」や「マルセイユ版」にはない、その独特の世界観は、とても魅力的で世界中に多くのファンがいます。
そんなトートタロットを「自分でも使ってみたいな」と思っていざ購入しようとした時に、
なんていう感じで迷うかもしれません。
トートタロットのカードのサイズは3種類、そして販売しているメーカーは2社です。
その中から自分好みのものを選ぶことになるんですが、初心者の場合、自分に合ってるのはどれなのか、わかりませんよね。
そこで今回の記事では、トートタロットの選び方を解説していきます。
この記事を最後まで読むと、必ずあなたにピッタリ合ったトートタロットが見つかります。
トートタロットのサイズの選び方
トートタロットはウェイト版やマルセイユ版のように、
カードの絵柄の違いによって種類が多すぎて迷ってしまう・・・
というようなことはありません。
なぜなら今現在一般的に販売されているトートタロットは、「基本的に全て同じ絵柄」だからです。
なので、トートタロットを選ぶときの基準は次の2つだけになります。
「カードのサイズ」と「どのメーカーのものかを選ぶか」
それだけで、自分好みのトートタロットは選ぶことができます。
トートタロットは3つのサイズから選ぶ
トートタロットは【大・中・小】の3種類のサイズから展開されています。
このサイズによって、カードから受ける印象が全く違うので、サイズ選びはとても重要な要素となります。
また、それぞれのサイズには特徴があるので、自分の使用目的に合ったものを選ぶことが大切です。
ポケットサイズ(90 x 55mm)
トートタロットのポケットサイズはとても小さくて、手のひらにすっぽりと収まるくらいの可愛いサイズになっています。
小さくて軽いので、気軽に持ち運びができるのが特徴です。
また手の小さな人にも扱いやすく、複数枚を使用したスプレッド(展開法)、例えばケルト十字などの10枚以上使うスプレッドでも、それほど場所をとりません。
なので、
こういった人にはおすすめのサイズとなっています。
絵が小さいのでシンボルが見えにくい
ポケットサイズのトートタロットの欠点として、、、
そのカードの小ささゆえに「絵のシンボルが見えにくい」という点があります。
トートタロットに描かれている絵の中には、とても多くのシンボル(象徴)が細かく描かれています。
なので、
ポケットサイズのトートタロットカードで全てを確認するのは難しいです。
それこそ虫メガネで確認しないといけないレベルです。
とはいえ、この小さなカードの中に、「トートタロットの魅力が凝縮」されていると思えば、それはそれでとても不思議な感覚になれます。
- カードはいつでも手元に置いておきたい
- 場所を選ばずにどこでも占いがしたい
そんな人には、ポケットサイズのトートタロットは強い味方になってくれます。
スモールサイズ(レギュラーサイズ)(110 x 70mm)
トートタロットのレギュラーサイズは、ごく一般的なサイズなので、どんな人にも扱いやすいサイズとなっています。
ただ、
「ウェイト版」など他の一般的なタロットカードと比べると、トートタロットはちょっと小さめの仕様になっています。
【左がウェイト版】【右がトート版のレギュラーサイズ】
上の画像で見たとおり、ウェイト版の一般的なタロットカードよりも、トートタロットのレギュラーサイズは縦方向が少し短いです。
なので商品ページの説明欄には販売者によって、
と色々な書かれ方をしている場合がありますが、
基本的どれも同じサイズなので、普通サイズのトートタロットが欲しい場合は、上記の説明文のあるものを選びましょう。
ただし、先に紹介した「ポケットサイズ」は、スモールサイズよりもさらに小さいので、そこは注意が必要です。
スモールサイズは扱いやすい万人向けのサイズ
スモールサイズ(レギュラーサイズ)は、そのちょうどいいサイズ感から、
とても扱いやすいので、人を選ばない万人向けのトートタロットカード
といえます。
カードのサイズ的に絵柄も十分に確認することができる上、複数枚を使ったスプレッド(展開法)も、それほど場所を取らずに占うことができます。
トートタロットでまず最初にどれを買ったらいいか迷ったら、その時はスモールサイズ(レギュラーサイズ)を選ぶのがベストな選択と言えるでしょう。
ラージサイズ(145 x 95mm)
ラージサイズは手のひらには収まりきらないくらい、とにかく大きいのが特徴です。
一般的なハガキと同じくらいの大きさがあります。
しかしその分インパクトが他のサイズのものと比べるとかなりあります。
カードをめくった時の、最初に目に飛び込んでくるイメージの迫力は、他のサイズにはないラージサイズならでは感覚を味わうことができるでしょう。
またカードが大きい分、
ラージサイズのトートタロットは絵を確認するのに非常に役に立ちます。
トートタロットは、絵の中にとても多くの象徴的なものが書き込まれています。
そういった細かな部分をしっかりと認識して学ぶには、ラージサイズのタロットカードは最適です。
ラージサイズは取り扱いが難しい
ただしラージサイズは、カードがとても大きい分、取り扱いが難しくなっています。
手の小さい方だと、シャッフルするのも一苦労しそうなくらいです。
またカードを複数枚使ったスプレッド(展開法)、
例えば「ケルト十字」や「ヘキサグラム」では、場所もかなりとります。
なのでラージサイズのトートタロットで占いをする場合は、
- ワンオラクル(1枚引き)
- ツーオラクル(2枚引き)
といった少ない枚数でのスプレッドに適したサイズと言えるでしょう。
とはいえ、トートタロットといえばこのラージサイズがやっぱり魅力的です。
絵から受けるインスピレーションは別格なので、ぜひ一度手に取ってみて欲しいです。
ちなみにボクがメインで使っているトートタロットもラージサイズです。
絵から受け取る情報量がとても多くて、占っていて楽しいサイズのカードですよ😊
トートタロットのカードメーカーの選び方
現在トートタロットカードを正規で販売されているのは、次の2社のみです。
- U.S.GAMES.SYSTEMS
- AGM-Urania
この2社以外から販売されているトートタロットは「偽物」か「別物」なので、特に理由がない限り、選ばないようにしましょう。
「U.S.GAMES.SYSTEMS社製」も「AGM-Urania社製」も、ともにプリントはベルギーで行われています。
なので、カードの質感や絵柄等の違いはほぼ同じなので、直感で好きな方を選んで大丈夫です。
U.S.GAMES.SYSTEMS社製とAGM-Urania社製の微妙な違い
とはいえ、やはりカードの出版会社が違うと微妙な差もあったりします。
下の画像は、同じスモールサイズの「The Fool」カードを並べたものになります。
左が「U.S.GAMES.SYSTEMS社製」右が「AGM-Urania社製」
U.S.GAMES.SYSTEMS社のものは、若干カードの縁が黄色みを帯びてるのに対して、AGM-Uraniaのものは真っ白です。
また色合いも若干ですがAGM-Urania社のものの方が濃い気がします。
描かれている絵に違いはないですが、こういった微妙な違いがあります。
ただこれは、印刷された年代や販売された時期の違いもあるので、あくまでも参考程度にしてもらえると幸いです。
U.S.GAMES.SYSTEMS社製トートタロットの特徴
U.S.GAMES.SYSTEMS社のトートタロットは、カードのサイズによって外箱が色分けされています。
「青」「紫」「緑」と3色で分けられているので、
通販サイトなどで購入する際には、この外箱の色を頼りに選べば間違うことがないので覚えておくといいでしょう。
AGM-Urania社製のトートタロットの特徴
AGM-Urania社から販売されているトートタロットも、「U.S.GAMES.SYSTEMS」と同じく3サイズで展開されています。
ですが、「AGM-Urania」から発売されているトートタロットの外箱は、どれも同じ絵柄(カップのナイト)なので、サイズ選びに間違いやすいです。
なので、AGM-Urania社のトートタロットを選ぶときは、
しっかりとサイズの表記を確認するようにしましょう。
まとめ
今回はトートタロットの選び方について解説してきました。
まとめるとこんな感じになります
トートタロットはとても不思議に満ちた魅力のあるタロットカードです。
今現在タロット占いで主流の「ライダー・ウェイト版」や「マルセイユ版」にはない、トート版のタロット独自の世界観があります。
トートタロットカードに少しでも魅力を感じたのなら、ぜひこの機会に手に取ってその世界に入り込んでみて欲しいです。
トートタロットを使うようになると、
刺激に満ちた、新しいタロット占いの世界を堪能することができますよ😄
この度は最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。
この記事が少しでもお役に立てたのなら嬉しいです。
それではまた。
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