【不思議な魅力】トートタロットとウェイト版の違いや特徴を徹底解説

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タロットカード

世の中には無数のタロットカードが存在します。

世間一般的にタロットカードといえば、「ウェイト版(ライダー版)」「マルセイユ版」などがよく扱われています。

そんな数あるタロットカードの中でもひときわ異彩を放っているのが、

「トートタロット」です。

そんなトートタロットですが、タロットを扱う人の中にも「怖い」とか「難しい」といったイメージを持つ人が多くいる印象を受けます。

ですが、本当はそんなことはありません。

きちんとカードの意味を理解をすれば、とても扱いやすく、そして奥の深い魅力的なタロットカードなんです。

そこで今回の記事では、トートタロットが大好きなボクが、

トートタロットの誕生から特徴、そしてウェイト版との違いなどを徹底的に解説します。

この記事を読んで分かること
  • トートタロットの特徴について
  • ウェイト版とトート版の違い
  • トートタロットが向いている人

この記事を最後まで読めば、トートタロットの不思議な魅力にハマること間違いなし、です。

トートタロットの特徴

トートタロットは、一般的に占いでよく使われている「ライダー・ウェイト版」と比べると、かなり異なった特徴を持っています。

その特徴というのは次の4つ。

  • 考案者は二十世紀最大の魔術師
  • グラフィカルなカードの絵柄
  • 秘術・魔術的な要素が多め
  • 逆位置はとらない

それでは一つずつ解説していきます。

考案者は二十世紀最大の魔術師アレイスター・クロウリー

トートタロットを考案したのは、アレイスター・クロウリーという、「二十世紀最大の魔術師」と言われた人物です。

クロウリーはイギリス出身のオカルティストであり、詩人であり、著述家であり、登山家でもある、というとにかく多才な才能の持ち主。

また「性魔術を多用する」など、かなりヤバい系で破天荒な性格だったというのも有名な話です。

そんな感じのクロウリーが考案をしたものを、

画家のレディ・フリーダ・ハリスという女性に描かせて、タロットカードとして完成したのが、

現在の「トートタロット」です。

トートタロットのカードはクロウリーが亡くなってから完成

トートタロットは、1938年に制作が開始され、1944年に「トートの書(タロットの解説書)」として完成。

しかし、この時点ではまだタロットカードとしては存在していなくて、

実際にトートタロットが「カードとして完成」するのはそのずっと後になります。

実に、アレイスター・クロウリーが亡くなってから「22年後の1969年」に、友人の手によって、ようやくトートタロットカードとして作られ、世に出ることが出来たのでした。

制作に膨大な年数がかかった分、やはりこのトートタロットには、並々ならぬ雰囲気を感じさせます。

色彩豊かでグラフィカルなカードの絵柄

トートタロットの絵柄はとても魅力的で、他のタロットカードには無いくらいに、

色鮮やかでかつグラフィカルなとても綺麗なデッキの構成になっています。

グラフィカルで力強いその絵からは、かなりのインパクトを感じることができるでしょう。

人によっては、

見ているだけで直接脳へと刺激してくるような感覚を味わう

という経験をする人もいるかも知れません。

実際にトートタロットを初めて見た時に、そういった経験をする人が多いようです。

またアーティスティックなカードの絵柄は、

見るたびに新たな発見があるほど、細部にまでシンボルが描き込まれています。

「ウェイト版」や「マルセイユ版」とは全く違った方向性の「現代的で洗練された絵」は、好きな人にはたまらなくハマる唯一無二の存在となっています。

秘術的・魔術的な要素が多め

トートタロットのカードの絵には、「秘術的」、「魔術的」な要素がふんだんに盛り込まれています。

トートタロットの考案者のクロウリーは、

「黄金の夜明け団(ゴールデン・ドーン)」という秘密結社に所属していたいこともあり、そこで秘術的、魔術的なことを学び、

そこで学んだノウハウをトートタロットに混ぜ込ませています。

ちなみにウェイト版タロットの考案者アーサー・エドワード・ウェイトも、クロウリーと同じく「黄金の夜明け団」に所属していました

西洋占星術・ヘブライ文字・カバラ・錬金術・易経など多彩なシンボル

トートタロットの絵の中には、とにかく多くの秘術的な要素が詰め込まれています。

例えば、次のようなものがトートタロットには含まれています。

  • 西洋占星術
  • ヘブライ文字
  • カバラ(生命の樹)
  • 錬金術
  • 易経

これらの秘術的で魔術的なシンボルが、カードの絵の至る所に散りばめられているので、

これらの要素を学ぶことによって、トートタロットはさらに面白くなります。

一見、この秘術的な要素は、とても複雑で難しく思うかもしれませんが・・・

仮に上記のような秘術的な要素が理解がなくても、

トートタロットを使って占いをすることは、初心者の人でも十分に可能です。

なので安心して下さい。

トートの書などで本格的に学ぶのは、余裕が出来てからでも遅くは無いですからね。

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トートタロットは逆位置をとらない

トートタロットの占い方の特徴として、

「ウェイト版」などのメジャーなタロットカードと違って、

トートタロットは「逆位置」を取らないという特性を持っています。

一般的にタロットカードには「正位置」「逆位置」という概念があります。

  • 逆位置というのは、カードの絵が逆さまの状態
  • 正位置というのは、カードが普通の状態

「ウェイト版」や「マルセイユ版」のタロットカードの場合、逆位置は正位置の逆の意味になり、より複雑な占い知識が要求されます。

ですがトート版では逆位置の概念がないので、正位置の意味を覚えるだけでOKなので、占いにおいては意外とシンプルなんです。

ネガティブなカードの存在

トートタロットは、逆位置を取らない代わりに、

はっきりと「ネガティブ」な意味を持つカードというものが存在します。

例えば、ディスクの7は「Failure」失敗という意味のカードです。

なのでこのカードが占いで出た場合は、物事が上手くいかないということを暗示しています。

このような感じで、トートタロットを使用したリーディングでは、かなり直接的な答えが返ってくることが多々あります。

人によってはこれを、「厳しすぎる」「シビアだ」と感じるかもしれません・・・

しかし、逆に曖昧さが無い分、ストレートに答えを出してくれるので、それを真摯に受け止めることによって、現状を目覚めさせ、そして未来が開けてくるんです。

この直球で答えを出してくれるのが、トートタロットの醍醐味と言えるでしょう。

ウェイト版とトート版の違い

ウェイト版とトート版のタロットカードは、枚数や構成など、基本的に同じ部分が多いです。

大アルカナは22枚、小アルカナは56枚。

小アルカナは「数札40枚」と「コートカード(人物札)16枚」に分かれているのもウェイト版と同じです。

ですが、細かな部分で性格がハッキリと分かれています。

例えば、次のような違いがあります。

ウェイト版とトート版の違い
  • 大アルカナの名前が違う
  • 小アルカナの名前も少し違う
  • 小アルカナにタイトルが付いている

大アルカナの名前の違い トート版は「アテュ」

ウェイト版とトート版では大アルカナの名前にいくつか違いがあります。

まず、トート版では、大アルカナのことを「アテュ」と呼びます。

また「アテュ(大アルカナ)」のカードの名称も次のような違いがあります。

大アルカナの違い
  • 正義(ジャスティス)が調整(アジャストメント)
  • 運命の車輪(ホイールオブフォーチュン)が運命(フォーチュン)
  • 力(ストレングス)が欲望(ラスト)
  • 節制(テンパランス)が技(アート)
  • 審判(ジャッジメント)が永劫(ザ・アイオーン)
  • 世界(ザ・ワールド)が宇宙(ザ・ユニバース)

このように、トートタロットでは、独自の呼び方が採用されています。

また、正義(調整)と力(欲望)の並び順が逆に。

  • ウェイト版は 8が力 11が節制
  • トート版は 8が欲望 11が調整

という順番になっているのも大きな特徴です。

小アルカナの名前の違い トート版は「スモールカード」

ウェイト版とトート版では、小アルカナの名前も少し違っています。

トート版では小アルカナのことを「スモールカード」と呼びます

また、「コートカード(人物札)とペンタクル」の呼び方も独自の方法を採用。

コートカードの名前の違い

コートカード(人物札)の名称の違いは次のとおり。

  • ペイジが プリンセス(王女)
  • ナイトが プリンス(王子)
  • クイーンは クイーン(女王)
  • キングが ナイト(騎士)

トートタロットには、

キングがいませが、ナイトがキングの役割を持っています。

また、ペイジの代わりにプリンセス(王女)が追加されているのも他のタロットカードと違う特徴ですね。

ペンタクルがディスク(円盤)に変更

トートタロットでは、ペンタクルがディスク(円盤)という名称に変更されています。

意味合いにおいては、

  • 大地
  • 物質的なもの
  • お金

などを表します。

つまり、「ウェイト版のペンタクル」や「マルセイユ版のコイン」といった、他のタロットと呼び方が違うだけで、大きな違いはありません。

小アルカナにタイトルが付いている

トートタロットの小アルカナ(コートカードは除く)には、

各カードそれぞれに「タイトル」が付けられています。

これがとても便利で、そのカードを表している意味(言葉)がカードに記載されているので、

その文字とカードの絵と照らし合わすことによって、カードの意味がより理解がしやすい、という特徴があります。

これはウェイト版や他のタロットカードにはない「トート版だけのオリジナルな特徴」です。

トートタロットが向いているのはこんな人

トートタロットは決して万人受けするような、メジャーなタロットカードではないです。

ですが、ハマる人にはとことんハマる、そんな魅力が多く含まれているのも確かです。

そんな独自性を持っているトートタロットが向いている人は次のような特徴を持っている人です。

トートタロットがおすすめな人
  • 普通とは違う人
  • ちょっと変わったものが好き
  • オカルト的なものが好き
  • 霊感があるほうだ
  • 直感力が鋭い
  • 異端

これらのキーワードに一つでも当てはまる人は、トートタロットとの相性がいいと言えるでしょう。

ぜひ一度試しに挑戦してみたはいかがでしょうか?

まとめ

今回はトートタロットの魅力や特徴、ウェイト版との違いについて解説をしてきました。

まとめると次のようになります。

トートタロットの魅力と特徴
  • 考案者は世紀の大魔術師アレイスター・クロウリー
  • レディ・フリーダ・ハリスの先鋭的でグラフィカルな絵
  • 秘術的・魔術的な要素が多く含まれている
  • 占うときは逆位置は取らない
  • ウェイト版と名前と順番が違うカードがある
  • オカルト好きな人におすすめ

トートタロットは、「ウェイト版」や「マルセイユ版」にはない、

独特の解釈が必要で、少し難しさがあるのは確か

さらに、魔術的、秘術的な要素も非常に多く含まれているため、「怖い」といった印象を持っている人も多いかもしれませんね。

それゆえに少し手が出しづらいカード、というのはあると思います。

ですが、それらを含め鑑みても、トートタロットには圧倒的なパワーと不思議な魅力があるもの確かです。

カードに込められた意味の奥の深さはそこ知れぬほどで、「知れば知るほどにはまっていく」、そんな知的で繊細な部分もあるのがトートタロットです。

少しても興味を持った方は、ぜひ一度この機会に手に取ってみてはいかがでしょうか?

別次元の体験が待っていますよ😄

 

この度は最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。

この記事が少しでも何かの役に立てたのなら嬉しいです。

それではまた。

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