タロット占いの初心者の人が、タロットカードを選ぶときの基準は、
まずその「カードの意味を理解しやすいかどうか」、です。
そういった意味から、初心者の人がタロット占いを始めるなら、「ライダー・ウェイト版」から始めることをおすすめします。
とはいえ、この「ライダー・ウェイト版」には多くの種類があり、全くの初心者の方だとどれがいいのか迷いますよね?
そこで今回の記事では、占い初心者の人にも安心して扱える、定番のライダー・ウェイト版のタロットカードを4つご紹介します。
この記事を最後まで読むと、あなたにぴったりのタロットカードが見つかります。
初心者におすすめのライダー・ウェイト版タロットカード4選
まず早速ですが、ボクがおすすめするライダー・ウェイト版タロットカードは次の4つになります。
以上の4つです。
どのタロットカードも使用者がとても多く、人気のある定番のタロットカードなので、初心者の人も安心して扱うことができます。
また「ライダー・ウェイト版オリジナル」の基礎の要素が詰め込まれているので、ゼロから勉強をするのにも最適なタロットカードとなっています。
それでは一つずつ見ていきましょう。
ザ・ライダータロットデッキ
まずは「ザ・ライダータロットデッキ」(U.S. GAMES SYSTEMS社製)
タロットカードといえばこのカード、というくらい超メジャーなライダー・ウェイト版のタロットデッキです。
(デッキとは、タロットカードの束のことをいいます)
このカードはその名前の通り、
「ライダー・ウェイト版」の元となるタロットカードです。
つまり、ライダ・ウェイト版の基礎が全て入っている、基本中の基本のタロットカードになります。
実際に使用者も非常に多く、初心者からベテランまで、幅広く愛用されているタロットカードです。
ザ・ライダータロットデッキの主な特徴は次のとおり
オリジナルの安心感
「ザ・ライダータロットデッキ」は、
ウェイト版のオリジナルに忠実なタロットカードです。
なので絵柄や色使いも全て、昔からあるウェイト版タロットと同じ作りになっています。
タロットカードに描かれているカード一枚一枚の絵には、とてもたくさんの意味が込められています。
つまりそれら全てが含まれている「ザ・ライダータロットデッキ」は、タロットカードの基礎の基礎を学ぶのに最適なんです。
それと同時にタロットカードの歴史も学ぶことが出来ます。
昔から変わらないカードの絵には、多くの秘技的な意味があり、それらタロットカードのノウハウを学習する為の入門としては、ベストな選択と言えるでしょう。
解説書が豊富にある
ウェイト版のタロットカードは多くの人が占いで使用しています。
もちろん占いのプロの現場でも多く使用されているカードなので、その信頼性は抜群です。
そんなプロの方たちが執筆した「タロット占いの解説書」がとてもたくさんあるんです。
とにかく解説書の種類が豊富なので、自分の好みにあったタロットの解説書を選ぶことが出来ます。
タロット初心者の人にとっては、これはとてもありがたいことで、
なぜならこの「ザ・ライダータロットデッキ」と解説書を同時に手に入れれば、その日からすぐにでも占いを始めることが出来るからです。
※関連記事初心者向けタロット占いのおすすめ解説書3選【ライダー・ウェイト版対応】
初心者でも扱いやすいサイズと質感
「ザ・ライダータロットデッキ」のカードのサイズはレギュラーサイズです。
大きすぎず小さすぎない、ちょうどいい大きさなのも定番の証拠。
手の大きな男性から、手の小さめな女性まで、万人に扱いやすいタロットカードといえます。
また紙質はすこし柔らかめで、カードの表面に薄くコーティンが施されているので、滑りが良くシャッフルがしやすいもの特徴。
質感もカード自体に適度なハリがあるので、少々ハードに扱ってもそれほどダメージを受けないので、長く愛用できるのも人気の秘密。
そして何と言ってもその価格。
2,000円台から購入することができるという、コストパフォーマンスもの高さも人気の秘密。
ザ・ライダータロットデッキの注意点⚠️
定番中の定番の「ザ・ライダータロットデッキ」を購入する上での注意点は、特にはないんですが、、、
しいてあげるとすれば、次の2点です。
面白みに欠けるデザイン
基本に忠実な、ザ・ライダータロットデッキは、あまりにオーソドックスすぎて、少し面白みにかけます。
遊びがなく特徴が少ないので、使っていて安心感はあるものの、オリジナリティといった面は皆無です。
良くも悪くも優等生なタロットカードですね。
裏面の柄が好き嫌いが分かれる
裏面の柄がシンプルなチェック柄で、少し地味すぎるので、人によっては苦手な人もいるみたいです。
これも先ほどと同様に、面白みに欠ける要因の一つになります。
ただシンプルなぶん、慣れてしまえば飽きないということも言えるので、あまり気にしない人には最適な柄だとも言えますね。
使用者を選ばない万人向けのタロットカード
ザ・ライダータロットデッキは、「シンプルイズベスト」という言葉がピッタリなタロットカードといえます。
まずタロットカード選びに迷ったら、これを選んでおけば後悔はありません。
全てのタロットカードの基準になるカードなので、持っていてそんのないカードと言えるでしょう。
使い込むほどにその良さが分かる。
そんないぶし銀的な一面も持ち合わせている、超定番のタロットカード。
初心者から上級者、プロを目指している人まで、万人にお勧めできるタロットカードです。
スミス-ウェイト タロットデッキセンテニアルエディション(ポケットサイズ)
続いては、「スミス-ウェイトタロットデッキ センテニアルエディション(以後センテニアルエディションと表記)」(U.S. GAMES SYSTEMS社製)
※センテニアルエディションは「レギュラーサイズ」と「ポケットサイズ」の2種類ありますが、
今回ここで紹介しているのは、全てポケットサイズ版になります。
このセンテニアルエディションも、先に紹介した「ザ・ライダータロットデッキ」と同じく、「ウェイト版」の絵を忠実に再現したオリジナルのタロットカードです。
センテニアルエディションの主な特徴は次のとおり
アンティーク調の優しい色使い
センテニアルエディションの絵柄は、ウェイト版のオリジナルの絵と見比べると、色使いが全体的に薄めで、少し落ち着いた感じになっています。
アンティーク調の色使いが癒しを与えてくれる、そんな「優しい雰囲気が特徴的なタロットカード」です。
この「少しくすんだ感じの色合い」がとてもいいアクセントになっていて、オリジナルの絵柄よりも、好きな人も多いです。
バッキングもグレーを基調としていて、そこに花が描かれているというシンプルさも、お洒落でおすすめなポイント。
ポケットサイズで扱いやすい
センテニアルエディション(ポケットサイズ)は、その名の通り、ポケットに入るほど小さなタロットカードになってます。
コンパクトで可愛いサイズなので、手のひらにすっぽりと収まります。
これが実に手に馴染んでとても扱いやすいんです。
扱いやすいということは、自然と使用頻度が上がります。
実際にボクの中で一番使用頻度が高いのが、この「センテニアルエディション(ポケットサイズ)」です。
ついつい手に取ってシャッフルをしたくなるような、いつでも手元に置いておきたくなるそんなタロットカードです。
なので、特に毎日引くワンオラクルにピッタリだと思います。
※ワンオラクルとはタロットカードの1枚引きのことです
※関連記事【これだけは覚えたい!】タロット占いのスプレッド(並べ方)5選
缶入りで持ち運びにも便利
センテニアルエディション(ポケットサイズ)は、ケースが缶入りになっていて、カバンの中に入れても潰れたりしないので安心して持ち運べます。
ポケットサイズというコンパクトさと、この缶入りケースのおかげで、どこへ持っていくのにもストレスがないので、「常にカバンに入れておくというのもオススメ」です。
ボクは常にカバンの中に入れて、お守りがわりにしていた時期がありました。
センテニアルエディション(ポケットサイズ)の注意点⚠️
センテニアルエディション(ポケットサイズ)のイマイチなところは、
「絵が小さくて細部が分かりづらい」という点。
センテニアルエディション(ポケットサイズ)は、カードのサイズが小さく扱いやすいというのが利点です。
しかし、カードのサイズが小さいということは、そのままカードの絵が小さくなるということ・・・
なので、「絵の細かな部分が見ずらい」というのが欠点になります。
タロットカードに描かれている絵には、細かな部分にまで意味が込められているので、そういった細部が見づらいというのは、タロット占いにおいてはマイナスポイントになります。
センテニアルエディションは手の小さめの女性にオススメ
センテニアルエディション(ポケットサイズ)は、タロット占い初心者の人はもちろん、手の小さめの女性の方にも自信を持ってオススメできるタロットカードです。
手に馴染んで、シャッフルやカットもやりやすく、さらに場所もそれほど取らないので、日常を占うのに適しているカードと言えるでしょう。
特別感はないものの、基本に忠実な絵柄とアンティーク調の色合いがマッチしていて、飽きのこないタロットカードです。
もし、このセンテニアルエディションの絵柄が気に入って、もっとはっきりと大きな絵で確認したいと思ったときには、「レギュラーサイズのものも用意されている」ので、そちらを選ぶのも大いにありですね。
ユニバーサルウェイトタロットデッキ
ユニバーサルウェイトタロットデッキは、ウェイト版の基本的な絵柄はそのままに、豊かな色彩と滑らかな描写が特徴のカードです。
ユニバーサルウェイトタロットデッキの主な特徴は次のとおり
色彩の豊かさ
ユニバーサルウェイトタロットデッキの最大の特徴は、その鮮やかな色彩。
ウェイト版のオリジナルに比べて、色合いが柔らかく、美しく調和された色彩が使われていて、カード全体が明るく魅力的な印象があります。
オリジナルのライダー・ウェイト版は、色使いがややシンプルで限られた色使いでしたが、ユニバーサル版はより多彩な色が使われています。
なのでカードの各シンボルが視覚的に際立っているのが大きな特徴です。
特に、背景のグラデーションや影の表現が強調されていて、カードのディテールが細かく描かれているのが好印象ですね。
絵柄の滑らかさ
ユニバーサルウェイトタロットは、イラストの線が滑らかに描き直されています。
オリジナルのライダー・ウェイト版は、画家のパメラ・コールマン・スミスの手描き感が強い独特の線画が特徴でしたが、ユニバーサル版では線がより洗練されて、現代的なタッチで描かれています。
これにより、カード全体の印象が「より柔らかく」、視覚的に親しみやすくなっていて、初心者にも理解しやすいデザインとなっているのがいい感じです。
シンボルや象徴がわかりやすい
このデッキは、伝統的な象徴を保持しつつ、現代的なアートスタイルを取り入れたことによって、より多くの人々に受け入れられやすいデザインと変化しました。
特に、絵柄の表情やシンボルの強調がわかりやすく、タロット占いの初心者にとっても解釈がしやすくなっています。
カードのキャラクターやシンボルは、元のライダー・ウェイト版の意味をそのまま受け継いでいるけれど、色彩やディテールの強化によって、カードを見た瞬間にその意味がより伝わりやすくなっているので、特に初心者の人にはありがたい部分となっています。
オリジナルに忠実
様々なアレンジを加えられているユニバーサルウェイトタロットですが、
重要なところに、
ライダー・ウェイト版のシンボリズムを忠実に再現している
というのがあります。
つまり、カードの象徴やその背景に込められた意味は、オリジナルのライダー・ウェイト版と基本的に同じです。(←ここ重要)
そのため、伝統的なタロットの象徴体系を学ぶ上でもとても有効で、多くのタロットリーディング書籍に対応しているので、初心者にはこの点も安心です。
視覚的要因による読みやすさ
タロットカードの中には、背景やディテールがより視覚的に分かりやすく描かれているものが多く、リーディングの際に直感的な解釈をサポートする要素が追加されています。
例えば、背景のグラデーションや細部の表現が豊富で、カードが持つ感情的なニュアンスをより強く感じ取ることができるようになっています。
ユニバーサルウェイトタロットデッキの注意点⚠️
ユニバーサルウェイトタロットデッキの注意点として、カードの質感があります。
全てのカードがそうとは限らないですが、ボクが購入したユニバーサルウェイトタロットデッキは、数枚裏面に少し色ハゲがありました。
カード同士が固着して、それを剥がす際に起きたのだと思います。
印刷されたカードの性質上、致し方のない部分かもしれませんが、気になる方は注意が必要です。
初心者には非常におすすめのタロットカード
ユニバーサルウェイトタロットは、オリジナルのカードでは少し曖昧に描かれている部分が、色彩や描写によってわかりやすく、直感的に意味を掴む助けとなるため、初心者の人がスムーズにタロットのリーディングに入ることができます。
オリジナル版のファンにはもちろん、初心者や視覚的な美しさを重視する人にも愛される、万人におすすめできるデッキとなっています。
タロット占いにおいて象徴的なカードの解釈を深めつつ、視覚的な楽しさも感じられるのがこのデッキの大きな魅力と言えるでしょう。
タロット・オブ・ホワイトキャッツ
最後に紹介するのは「タロット・オブ・ホワイトキャッツ」です。(メーカーはLo Scarabeo社)
この「タロット・オブ・ホワイトキャッツ」はその名前の通り、白猫がメインのタロットカードです。
78枚全てのカードに白猫が登場して、とにかく見ていて飽きない可愛らしいタロットデッキになっています。
絵柄もウェイト版を元にしているので、意味も分かりやすく、タロット占い初心者の人でも安心して使えるタロットカードです。
タロット・オブ・ホワイトキャッツの主な特徴は次のとおり
白猫の絵柄が可愛いい
「タロット・オブ・ホワイトキャッツ」の1番の特徴といえば、やはり78枚のカード全てに「可愛い白猫が描かれている」というところ。
ウェイト版を基準にして描かれているので、小アルカナにもちゃんと白猫が登場します。
とにかく一枚一枚丁寧に描かれていて、見ているだけで癒されて、飽きがきません。
「タロットカードは怖いもの。」そう思っている人には最適のタロットカードになっています。
怖い絵柄のカードが少ない
「タロット・オブ・ホワイトキャッツ」には、怖い絵柄のカードがほとんどありません。
ウェイト版オリジナルのタロットカードの中には、少し絵柄が怖いものがあったりします。
例えば「13の死神」や「15の悪魔」など、暗黒の世界を思わせるようなカードがそれです。
しかし、この「タロット・オブ・ホワイトキャッツ」は、そんな死神や悪魔の絵も、ソフトなタッチで描かれています。
なので、ウェイト版のオリジナルの絵柄がちょっと苦手という人には、この「タロット・オブ・ホワイトキャッツ」はとてもオススメできます。
ライダー・ウェイト版をある程度忠実に再現
「タロット・オブ・ホワイトキャッツ」は、ライダー・ウェイト版のオリジナルの絵をある程度忠実に再現している「派生品」になります。
タロットカードの派生品の中には、オリジナルの元の絵柄からかけ離れてしまっているものも多くあります。
しかし、「タロット・オブ・ホワイトキャッツ」は派生品でありながら、ライダー・ウェイト版の絵柄をある程度忠実に再現しています。
なのでウェイト版のタロットカードと同じように占うことが可能です。
またこのことから、ライダー・ウェイト版の解説書を少し読み替える必要はあるものの、使えるのもおすすめなポイント。
※参考記事初心者向けタロット占いのおすすめ解説書3選【ライダー・ウェイト版対応】
タロット・オブ・ホワイトキャッツの注意点⚠️
完全にライダー・ウェイト版を再現したとは言えない「タロット・オブ・ホワイトキャッツ」。
なので、先ほどお伝えしたとおり、「ライダー・ウェイト版の解説書をそのまま使えない」というところがあります。
もちろんタロット・オブ・ホワイトキャッツは、かなりウェイト版のオリジナルに似せて作成されています。
ですが、それでも所々の部分では、重要なシンボルや象徴の抜けがあったり、また全く違う絵柄になっていたりするところもあります。
なので、完全初心者の人は注意が必要です。
ある程度カードの意味の理解が出来てから、購入した方がいいとボク個人は思います。
可愛いタロットカードを使ってみたい人におすすめ
タロット・オブ・ホワイトキャッツは、とにかく登場する白猫たちが愛らしくて見ていて飽きず、そして癒されます。
可愛いものや猫好きの人ならかなりオススメできるタロットカードです。
またオリジナルのライダー・ウェイト版のタロットカードの絵柄に、少しでも「怖さ」や、「苦手意識」を持っている人には、「タロット・オブ・ホワイトキャッツ」はベストな選択になるでしょう。
まとめ
今回の記事は、タロット占い初心者におすすめの、超定番のライダー・ウェイト版タロットカードを4つご紹介してきました。
おさらいすると、ボクがおすすめする初心者向けのタロットカードは次の4つ
どのカードも非常に人気が高く、評判も良く評価の高いカードばかりです。
ライダー・ウェイト版のタロットカードはとにかく種類が豊富にあります。
最終的には自分が気に入った絵柄のカードを選んで使うことをおすすめします。
ですが、やはり、タロットの基本をしっかりと抑えてカードの意味を理解することも重要です。
なので出来ることなら、今回ここで紹介したような、基本に忠実なライダ・ウェイト版のタロットカードから始めることを、ボクはおすすめします。
この度は最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます。
この記事が少しでも何かのお役に立てたのなら、嬉しいです。
それではまた。
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