【数札を読む】マルセイユタロットの小アルカナは数字と四元素で覚えよう

※アフィリエイト広告を利用しています
※アフィリエイト広告を利用しています
タロットカード

「マルセイユ版のタロットに興味があるんだけど、なんだか難しそう、、、」

そんなふうに思っている人はいませんか?

マルセイユ版のタロットカードを使って占うときに、どうしてもネックになるのが、

そう「小アルカナ」の読みかたです。

マルセイユ版タロットの小アルカナ(コートカードは除く)には人物や背景の絵はなく、

ただの棒やカップなどが並んだ抽象的な図柄だけの数札になっています。

これでは初心者の人は、パッと見ただけでは何を意味しているのか分かりませんよね。

けどある二つの要素を覚えることで、マルセイユタロットの小アルカナを読むことが出来ようになるんです。

それが今回の記事で解説する、「数字と四元素で覚える」ということです。

この記事がお勧めな人
  • マルセイユ版タロットは難しいと諦めていた人
  • マルセイユタロットをこれからマスターしたい人
  • 小アルカナを使って占いをしてみたい人

この記事を最後まで読んでいただくと、マルセイユタロットの小アルカナが誰でも自由に読めるようになります。

※小アルカナのコートカード(人物札)についてはこちらの記事マルセイユ版タロットのコートカード(人物札)を読み解く4つのヒントも一緒に参考にしてみて下さい。

小アルカナは数字と四元素で覚える

マルセイユ版タロットの小アルカナには、「ウェイト版タロット」のように絵が描かれていません。

ただスート(棒・杯・剣・金貨)の象徴がカードの数字の数だけ描かれているだけです。

初めて見た人はとても無味乾燥な絵に映るでしょう。(実際ボクもそうでした)

これじゃあ、このカードの絵を見ただけでは、何のことだかさっぱり分かりませんよね。

そういった意味もあって、マルセイユ版のタロットはウェイト版に比べて難しい、という印象を持つ人が多いです。

ですが実は、マルセイユ版タロットの小アルカナは、

1〜10の数字の意味を覚えることで、カードの意味が何となくでも理解ができるようになります。

そしてそれにプラスして4つのスートの「四元素」を覚えれば、マルセイユタロットの小アルカナは自由に読めるようになります。

数字の意味と四元素を掛け合わせることで、マルセイユタロットの難解な小アルカナも、はっきりとしたイメージが湧いてきて容易に読めるようになるんです。

4つのスートと四元素

では早速ですが、4つのスートの四元素の解説から始めましょう。

マルセイユタロットにおけるスートとは、

  • 棒(ワンド)
  • 杯(カップ)
  • 剣(ソード)
  • 金貨(コインまたはペンタクル)

以上の4種類に分類された象徴のことをいいます。(カッコ内はウェイト版での呼び方)

そしてこれら4つのスートに四元素というものがそれぞれに割り当てられていて、、、

それが次のとおり

  • 棒 → 火
  • 杯 → 水
  • 剣 → 風
  • 金貨 → 土

それぞれのスートにはこのように「火・水・風・土」という四元素が割り当てられているんです。

そしてこの四元素の意味をまず最初に覚えることがとても重要になります。

ですが、そんなに難しく考える必要はありません。

四元素は大まかなイメージを覚えるだけでいいので、とても簡単です。

ここはウェイト版と名称の読み方が違うだけで、意味はほぼ同じなので、意外とすんなりと覚えられると思います。

四元素(火水風土)のイメージ

次に四元素のイメージを簡単に説明していきます。

各四元素のイメージは次のようになります

四元素のイメージ
  • 火 ・ 情熱・運動、創造、成長
  • 水 ・ 愛情、感情、愛着、悲しみ
  • 風 ・ 意思、思考、思想、識別力
  • 土 ・ 物質、お金、結果、経済中心主義

これら4つの四元素のイメージをスートと組み合わせることで、

「棒は情熱」「水は愛情」「剣は意思」「金貨は物質」

というふうに覚えることが出来ます。

これを覚えるだけでも、無味乾燥で意味不明だったマルセイユタロットの小アルカナに大体のイメージが湧いてくると思います。

そのイメージを頭の中で思い描きつつ、次から解説する1〜10の数字の意味を覚えていくことで、カードからより鮮明なイメージが湧いてくるようになります。

小アルカナの数字を読む

ではここからは、小アルカナの数字の意味についての解説をしていきます。

マルセイユ版タロットの小アルカナも、ウェイト版などの他のタロットカードと同じように、4つのスートごとに、

それぞれ「1から10までの数字が割り当てられています」。

合計すると40枚です。

これをすんなりと覚えることが出来ればいいんですが、、、

はっきり言って、この40枚すべてのカードの意味を個別に全部覚えるのは大変です。

でもそんな努力をする必要はありません。

なぜなら、1から10までの数字の意味を覚えるだけでいいからです。

先ほど解説した四元素のイメージと、これから解説する1から10までの数字の意味とを掛け合わせれば、そのカードの意味が自然と見えてくるようになります。

要はイメージの掛け算ですね。

そう言った意味も踏まえて、次から説明する1から10の数字の意味を大まかでもいいので覚えていきましょう。

数字の1の意味

それではここからは数字の意味を解説していきます。

まずは数字の1から順番にいきましょう。

数字の1には次のような意味があります

  • 始まり
  • 大きなエネルギー
  • 未熟
  • シンプル
  • オリジナル
  • ひとまとまり

1は始まりを意味します。

何かを始める、また何かを始めるには大きなエネルギーが必要になりますよね。

まだまだ未熟だけど、これからの成長や出来事に大いに期待ができる数字です。

数字の2の意味

数字の2には次のような意味があります

  • 二極化
  • 一対のもの
  • 極端
  • 密着と分離

数字の2には、一つのものを二つに分けるという意味があります。

または対のもの。それが偏るとバランスが崩れて極端になることもあります。

自分の中にある静の部分を見つめ、対立するものを見極めるといったイメージ。

数字の3の意味

数字の3には次のような意味があります

  • 生産
  • 繁栄
  • 発展
  • 成長
  • 豊かさ

数字の3には何かを生み出すという意味があります。

二つのものが交わって、新たなものが生産されるというイメージ。

そういった意味からどんどん増えていき、豊かさにも影響があります。

数字の4の意味

数字の4には次のような意味があります

  • 基礎
  • 安定
  • 具現化
  • 不動
  • 平均化
  • 普及

数字の4には基礎や安定といった意味があります。

なので地盤を固めて、即座に動くというよりも、じっと堪えるといったイメージですね。

また平均的なものを普及させるといったこともあります。

数字の5の意味

数字の5には次のような意味があります

  • 不安定
  • 変化を求める
  • 制限
  • 統括
  • 自己主張

数字の5には不安定という意味があります。

その理由には絶えず変化や自由を求めるからです。

しかしそこには限られた自由があるだけなので、なかなか思い通りにはいかない、といったイメージがあります。

数字の6の意味

数字の6には次のような意味があります

  • 調和
  • バランス
  • 自然
  • 結合
  • 迷う

数字の6には調和やバランスといった意味があります。

自然の中に溶け込むこと、また美の追求といったイメージを持っています。

ただし、美を追い求めるあまりに、迷いが生じるということもあるでしょう。

数字の7の意味

数字の7には次のような意味があります

  • 向上
  • 前進
  • 決心
  • 知恵
  • コントロール

数字の7には欲望や向上心といった意味があります。

またそれを達成するためには決断し、そして前進しなくてはなりません。

自分自身を上手にコントロールして、更なる上を目指すといったイメージですね。

数字の8の意味

数字の8には次のような意味があります

  • 広大
  • 強固
  • 積み重ね
  • 繰り返し
  • 長い路程
  • 試練

数字の8にはとにかく大きく広いといった意味があります。

その為にその大きく広がったものを積み重ねて、蓄積していくといったイメージがあります。

また自ら試練の道を選び、長い道のり行くというストイックさも持ち合わせています。

数字に9の意味

数字の9には次のような意味があります

  • 最高
  • 到達
  • 精神的な完成
  • 総和
  • 限界
  • 複雑

数字の9は一言で言えば最高です。

精神的な完成を意味し、一つの到達点に達したイメージ。

しかし逆にいうと、限界や行き詰まりとも言えます。

それを払拭するために、色んなものを取り入れ混ぜ合わせる、少し複雑なのが数字の9です。

数字に10の意味

数字の10には次のような意味があります

  • 成就
  • 目的達成
  • 全体
  • 大規模
  • 宿命

数字の10は、全てをまとめて成就するという意味があります。

1から10のうちで一番大きな数字である10は、大規模で全体といったイメージがあります。

また無限や永遠といった宿命的なものを持っている数字でもあります。

数字の意味を読む時の2つのコツ

以上で各数字の意味の解説は終わりです。

ですが、もう少しだけ、数字の意味を読む時のコツを2つお教えします。

それは、

  • 奇数と偶数に分けて読む
  • 大アルカナの数字と絡めて読む

という方法です。

この2つの原則を知っておくだけで、数字の意味を思い出すときにとても役に立ちます。

奇数は能動的、偶数は受動的

数字の意味を読むときに、数字を奇数と偶数に分けて考えると、とても覚えやすくなります。

簡単に説明すると、次のとおりです

奇数は能動的 偶数は受動的

という2つの意味に分けることができます。

つまり、

  • 1・3・5・7・9の奇数の場合は自分から積極的に行動を起こしていく
  • 2・4・6・8・10の偶数の場合は周りからの影響によって作用する

このように数字の奇数と偶数2つの分け方の原則を頭に入れておくことで、数字の意味がより簡単に覚えることが出来るようになります。

大アルカナの数字と関連付ける

そしてもう一つ、小アルカナの数字を読む時のコツは、

大アルカナの数字と関連付けして読む

ということです。

例えば、カップの2が出たとしたら、

大アルカナの2番は女教皇のカードなので、女教皇のイメージからカードを読みます。

マルセイユタロットの女教皇には、

  • 冷静さ
  • 客観性
  • 優れた知性

と言った意味を持っています。

そしてそこへ、今回解説した四元素、カップなら水なので、「愛情や感情」のイメージを結びつけて想像を膨らませていきます。

ボクがカップの2を読んだ場合だったら、

「周りの人たちから受ける影響によって、感情の動きに流されそうな時だけど、今はもっと冷静になって、心を落ち着けて判断を下そう」

こんな感じのリーディングになります。

これはあくまでも一つの例なので正解とか不正解はありません。

マルセイユタロットのリーディングは自分流に自由にアレンジできるし、その時々によって臨機応変に対応ができるので、実はとっても優しいタロットカードなんです。

以上がちょっとした数字を読むときのコツでした。

まとめ

今回は、マルセイユタロットにおける小アルカナの読み方のコツを解説してきました。

まとめると次のようになります

  • 小アルカナは数字と四元素で読む
  • 4つのスートと四元素を紐づける
  • 数字は1〜10の意味を覚えるだけでいい
  • 奇数は能動的で偶数は受動的
  • 迷った時は大アルカナのカードの数字と絡める

マルセイユタロットの小アルカナを読むには、イメージの力がとても重要です。

逆に言えば、イメージする力さえ身につければ、自由自在に読むことが出来るようになります。

マルセイユ版タロットは、カードの絵が単純なので、一見すると難しそうに思うかもしれません。

ですが単純な絵だからこそ、その分自由に読むことが出来るんです。

そこが「マルセイユタロットの最大の魅力」と言えると思います。

今まで難しいと敬遠していた人や、今回の記事で少しでも興味が湧いた人は、ぜひこの機会にマルセイユタロットに触れてみて下さいね。

 

この度は最後まで読んでいただきありがとうございます。

この記事が少しでもお役に立てたのなら嬉しいです。

それではまた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました